ITシステムの進化

mipikoです。

 

前の記事が長く、3日ほど経過してしまいました…(もう少し加筆します)。

 

続きを書いていきます。

 

2.ITシステムの進化

2.1 集中型システム

集中型システムとは大型汎用コンピュータなど高性能なコンピュータを中心としたシステムです。集中型システムの利用者は、専用の利用端末を大型汎用コンピュータに接続して操作します。

大型汎用コンピュータは、接続した端末を通じて操作します。端末自体には計算能力がなく、キーボードによる入力、ディスプレイへの出力のみ行います。必要な計算処理はすべて大型汎用コンピュータ上で実行します。

 

集中型システムのメリット

・システムのバージョンアップで運用管理、セキュリティー管理が容易である

デメリット

・障害発生時にシステム全体に影響がある

 

2.2 分散型システム

クライアント/サーバシステム

広義のクライアント/サーバシステムは処理を要求するクライアントと、要求を処理するサーバで構成される分散型のシステムです。開発の現場ではクラサバシステムなどと呼ばれます。

狭義のクライアント/サーバシステムは、利用者のパソコン上で動作数アプリケーションとリモートデータベースなどで構成されるシステムです。この場合、利用者のパソコンに事前にアプリケーションをインストールする必要があります。

クライアント/サーバシステムでは、必要な計算処理はクライアント端末上で行います。そして、ほかのクライアントと共有するデータをデータベースで管理します。

 

分散型システムのメリット

・障害発生時に、影響を局所的に留めやすい

・システムの機能拡張がしやすい

デメリット

・全体の運用管理やセキュリティー管理が 複雑化する

・セットアップ時やバージョンアップ時に手間がかかる

 

Webシステム

多くの場合においてWebシステムのクライアントはブラウザとなります。

最近のパソコンには標準でブラウザがインストールされているため、クライアント端末上にアプリケーションをインストールする必要はありません。ブラウザがあればWebシステムをすぐに利用できるのが特徴です。

 

Webシステムのメリット

・ブラウザがあれば利用できるため、幅広い端末で利用可能

・バージョンアップ時、クライアント側での作業はほとんど必要ない

デメリット

・ブラウザの種類やバージョンの違いによって挙動が変化する可能性がある

 

サーバの種類と役割

クライアントからの要素を処理するサーバには、その用途に応じて様々な種類があります。たとえば、ブラウザからの要求を処理するためのWebサーバやデータベースへの要求を処理するデータベースサーバ、メールの受信や送信を処理するメールサーバなどがあります。

 

サーバの種類

・Webサーバ:Webサイトの表示 (Apach、nginx、ITS)

・データベースサーバ:データの管理(OracleMySQLPostgreSQLSQLServerDB2)

・メールサーバ:メールの送信、受信(Microsoft Exchange Server、Posfix)